初めてのキリスト教
このページでは、キリスト教や聖書に触れることが初めてという方に、信仰へのガイドとなる内容を平易にお伝えします。『キリスト教信仰へのガイド―愛と恐れと信頼と―』(石居正己, 日本福音ルーテル教会・西教区宣教室,1999) ,『わたしの主 わたしの神 1,2』(日本福音ルーテル教会東海教区教育部,2000)を参考にし、一部引用しています。
イエス・キリストについて
キリスト教信仰は、約2000年前にユダヤで生まれたナザレ(地名)のイエスを神の子・救い主(キリスト)と信じ、その教えに従う信仰です。
天地を造られた神は目に見えません。しかし神が目に見える姿で肉体を持ち、人間となって世界に来られたのがイエスです。イエス・キリストの教えは新約聖書に書かれています。
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聖書について
聖書には旧約聖書と新約聖書があります。キリスト教では両方が正典です。旧約聖書には主にイスラエルの歴史や文学などを通して、人間の罪の現実と、世界に救い主が与えられる約束が書かれています。内容は、天地創造からイエス・キリストが生まれる前までのことです。
新約聖書は神の子であるイエス・キリストが救い主として世界に来られ、救いが実現したことが記されています。内容は、イエス・キリストの教えやわざ、またイエスを信じる信仰について記されています。
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礼拝について
キリスト教では、毎週の礼拝を信仰者の生活の中心と考えます。キリスト教を信じたい、興味を持ったという方は、ぜひお近くの教会の礼拝に出席してください。信者でなくても、どなたでも参加できます。はじめてでご心配なことがあれば、事前に電話やメールで牧師に相談することもできます。
礼拝は日曜日に行われることも、他の曜日に行われることもあります。曜日や時間は、各教会のホームページでご確認ください。イエスが復活した日曜日を「主日(主の日という意味)」と呼ぶことから、毎週の礼拝を「主日礼拝」や「聖日礼拝」と呼ぶこともあります。個人的に聖書を学び祈ることはとても大切ですが、それだけでは信仰が独りよがりになるおそれもあります。信仰生活の中心に、教会で他の信者とともにあずかる公同の礼拝があるのです。
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大切な二つの儀式-洗礼と聖餐について
キリスト教で特に大切な儀式に、洗礼と聖餐があります。
洗礼は、イエス・キリストを信じた人が、水を注がれることにより信仰を表すことです。洗礼を受けた人はキリスト教信者として教会の会員となります。洗礼を受けたいとお考えの方は、ぜひお近くの教会の牧師にご相談ください。
聖餐は、洗礼を受けた信者が礼拝でイエス・キリストの体であるパンとイエス・キリストの血であるぶどう酒(ジュース)をいただくことで、罪の赦しと永遠の命の救いに与ることです。洗礼を受けていない人は受けられませんが、多くの教会では代わりに牧師が祝福の祈りをします。その場合、周りの皆さんと同じように前に進み、牧師に「祝福を」とお伝えください。
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教会について
教会というと、キリスト教会の建物のことを思い浮かべられるかもしれません。しかし教会とは信じる人々の群れのことです。キリスト教信者は個人的にイエスの教えを信じているのではなく、神の家族・教会の一員として、礼拝に参加し、互いに助け合います。教会では礼拝が行われ、イエスの教えが語られ、洗礼と聖餐が行われ、また聖書の学びや奉仕活動などさまざまな活動が行われています。こどもの礼拝や、女性たちの集まりなどがある教会もあります。是非、お近くの教会にお越しください。
>>>もっと詳しく 教会について(.pdf)
ルーテル教会とキリスト教の教派について
世界のキリスト教にはさまざまな教派があります。
プロテスタント教会の一つであるルーテル教会は、16世紀ドイツの宗教改革者マルティン・ルターの信仰の伝統を受け継ぐ教会です。世界中に教会があり、教育機関や社会福祉法人などの働きも大切にしています。
>>>もっと詳しく キリスト教の教派(.pdf)